いにしえの文化を今に
いにしえの文化を今に
「瀧樹神社のケンケト踊り」
甲賀町岩室や土山町前野・徳原の地域で毎年5月3日に行われる春祭りで奉納される伝統的な踊りです。孔雀や山鳥の羽根で作られたシャガマを被った子どもたちが、神社や地域の各所で囃子に合わせて踊りを披露します。各集落から神社まで、三基の傘鉾(日、月、矢)・三役・踊子(肩車されて)・花笠 の順に行列します。
このお祭りの見どころには「ハナバイ(花奪い)」もあり、神幸行列で地域を巡ったあと、神社に戻ってきたハナガサから飾りの花を参拝者が奪い合います。この花を家に飾ると、災難を免れるといわれています。
瀧樹神社のケンケト踊りは、令和4年にユネスコ無形文化遺産に登録され、地域だけでなく世界にも誇れる文化として認められました。